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GeigerCounterMeasurement - *ガイガーカウンターでの測定、数値について

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*ガイガーカウンターでの測定、数値について 

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**測定方法について、参考(リンク)

-これから放射能検査をスタートする方へ:5.スペクトルの見方 | 株式会社ベクレルセンター http://bq-center.com/wordpress/?p=774 (2012/07/31)

-食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために:LB2045カスタマイズ編 - Togetter http://togetter.com/li/196237 (2011/10/04)

-簡易放射線量測定器でできるだけ良い測定を行うコツ
-- https://docs.google.com/document/pub?id=1wTJmhKLhGI8gUUJGP3Dcro3fIXa037B6gSsBzGP32oU (&link(@clear_wt,https://twitter.com/clear_wt))(2011/4/29)

-みかげのページ (&link(@mikage,https://twitter.com/#!/mikage)) > 放射線・放射線測定器のメモ http://www.mikage.to/radiation/
--放射線・放射線測定器に関する説明 http://www.mikage.to/radiation/info.html
---ガイガーカウンターでのβ線測定時の誤った表示について http://www.mikage.to/radiation/info/info0001.html (2011/5/24)

-ガイガーカウンターでの測定時にβ線を遮蔽すべきか? (早野先生(@hayano)と野尻先生(@Mihoko_Nojiri) のツイートより) (2011/5/15-5/16)
→ Togetter - 「β線の窓(ガイガーカウンターでの放射線量の正しい計り方)」 http://togetter.com/li/136232 (2011/5/16)
--@hayano ryugo hayano: 「【重要 ガイガーカウンターの使い方(1)】マイクロSv/hの目盛りを読んでもいいのは,GM管がガンマ線「のみ」を数えている時. http://twitpic.com/4y0o9q 」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69756785434705920 )
--@hayano ryugo hayano:  「【重要 ガイガーカウンターの使い方(2)】線量率(マイクロSv/h)を求めるときはキャップをする(付属している場合)また,キャップの有無でカウントレートの比較をすればベータ線の有無がわかる. http://twitpic.com/4y0ow1」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69757094659768320 ) 
--@hayano ryugo hayano:  「【重要 ガイガーカウンターの使い方(3)】この例で線量率(マイクロSv/h)を求めるときはレバーを「ガンマ」に合わせる.そうしないと「校正」はめちゃめちゃ. http://twitpic.com/4y0ps1 」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69757598408249344 )
--@hayano ryugo hayano:  「ガイガーカウンターは非常に有用な測定器ですが(どの測定器でもそうであるように)正しく使わないといけない.ガイガーカウンターを使って線量率を求る場合の注意を,きちんと書いてない製品付属マニュアルが散見されました(この件,以上).」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69758773861953536 )
--@hayano ryugo hayano:  「はい,数mm厚 @clear_wt: 「簡易放射線量測定器でできるだけ良い測定を行うコツ」 http://bit.ly/jCpLvz という文書を作成しております.地面からのβ線の影響を減じてγ線量を測定するために,GM式のものをアルミのケースに入れて測定するのは有効でしょうか.」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69765142220521472 )
--@hayano ryugo hayano:  「【(番外編)ガイガーカウンター同士で値が違う】(ベータ線を数える製品と数えない製品がある,という例) http://twitpic.com/4y2ebq 」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69787483826692096 )
--@hayano ryugo hayano:   「(補足:ベータ線がある場合に「マイクロSv/hの線量を知りたければ」Inspectorの窓をアルミ板で覆う必要がある.)」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69788134526820353 ) 
--@hayano ryugo hayano:  「「皮膚に」.外部被曝なら体内まで貫通しない(ICRP2007の皮膚の組織荷重係数は0.01.多くの組織・臓器は0.12) @Mihoko_Nojiri: beta 線が体に吸収されてる分はどうやって計算したらいいかしらん。アルミで覆うのは単に beta 分を忘れているだけだよね。」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69789300983726080 )
--@hayano ryugo hayano:   「実効線量=組織荷重係数×等価線量(Sv).皮膚の組織荷重係数は小さいです. @Mihoko_Nojiri: @hayano 皮膚の Sv への換算係数は小さいの?」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69791316996915200 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「ベータ線による被曝の効果は同じエネルギーでも 1/10 ということで、γと β のエネルギーが同じくらいだと思うと気にしなくていい。RT @hayano: 「皮膚に」.外部被曝なら体内まで貫通しない(ICRP2007の皮膚の組織荷重係数は0.01.多くの組織・臓器は0.12)」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69791254971547648 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「γ線の分がありますから, 10%増える程度と思うと元の測定の不定性から考えるとあまり意味がない。アルミのキャップはずして大きな値だすより閉めておいた方がいいということですね。RT @mo_t_on: 1割は有意では? RT @hayano 「皮膚に」外部被曝なら体内まで貫通しない」( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69791719188725762 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「たとえばセシウムであればβ線とγ線のエネルギーはほぼ同じになるけど、10% になってしまえば10% 増えるだけですよね。」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69792312418516992 )
--@hayano ryugo hayano: 「ガイガーカウンターの窓にベータ線が入った時はあまり数え落とさない.ガンマ線はほとんど通りぬけ,検出されるのは1%以下程度.ガイガーカウンター(ガンマ線で校正)にベータ線が入ると「すごく高い線量だ」と装置が誤解する.この時のマイクロSv/hの読みは校正想定外だからデタラメ」 ( http://twitter.com/#!/hayano/status/69793088603828224 ) 
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「これはどういう意味かというとγ線はベータ線よりずっと通り抜け易い、つまり、機械に信号をのこさない。だから測定器の目盛りを調整してSv を出すときに、ちょっとなっただけで高い値をだすように目盛りが調整されている。@yoshinarisan」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69794942502965248 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「一方 β線が一個は入ると測定機は必ず反応する。だから、γ線で正しく Sv を出すように調整されている測定器で Sv を計るとかならず大きすぎる値になる。 @yoshinarisan」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69795306379812864 )
--野尻美保子(災害モード)
@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「実際ヨウ素やセシウムでは一回の崩壊ででるγとβ線の数はほとんど同じ(エネルギーもほぼ同じ)なので、測定器が beta の窓をあけると10倍くらいあるというのは、β線が測定にかかりやすいという性質を表しているわけですね。 @yoshinarisan」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69795630331068417 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「セシウムの場合 βが 0.5120Mev でγが 0.6617 MeV それより少しゲインが少ないかも。RT @nojiri_h: . @Mihoko_Nojiri @kikumaco GM管で検出できるのは0.5Mev以上だったかな。」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69801885384716290 )
--@clear_wt clear_wt: 「以前より確認したかった,「GM管式簡易線量を使う際にアルミ板等でβ線を遮蔽し,γ線量を測定する」方法の可否について(厳密な意味で可と言っていただいたわけではないがおおよそ間違いではなさそう)確認できたのは良かった.これで機器間の差が減るかも?本来は自分で実測で確認したかったが.」 ( http://twitter.com/#!/clear_wt/status/69803200575848448 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「β線は止まり易く、体の深いところに浸透しません。皮膚細胞ははあまり分裂しないので、放射線の影響は少ないのです。ガンマ線は体の奥深くにもはいれます。ですからガンマ線は主に体の中に影響をおよぼします。それで害がβ線より大きいとうのでしょう。RT @yoshinarisan」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69804846135525376 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「早野先生のスライドにもあるように、それはγだけをはかるようにして校正されているという意味だと思います。のことだと思います。 RT @yoshinarisan: Cs137で校正されているGM管の機器を使っている場合、β線を遮蔽して計測すると、逆にオカシナ値が出る気がするのですが。」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69864670630125568 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「γ線の遮蔽はそんなに簡単ではないと思います。RT @koichi_kawakami」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69865049174441984 )
--@Mihoko_Nojiri 野尻美保子(災害モード): 「(ガンマ線ってタングステンの板1cm とおっても 半分程度に減るだけなんだけど)」 ( http://twitter.com/#!/Mihoko_Nojiri/status/69870173020110848 )
--@hayano ryugo hayano 「校正用セシウム密封線源はガンマ線を出すがベータ線は線源外に出ないです. @yoshinarisan: GM管はセシウムを使ってベータ線の遮蔽なしで校正しているのに、現在、恐らくセシウムが大半だと思われる状態で、ベータ線を遮蔽しないとデタラメな値になるというのは本当なのだろうか」 (http://twitter.com/#!/hayano/status/69973386905919488)
-(その後の関連ツイートより)
--@y_mizuno MIZUNO Yoshiyuki水野義之 「ガイガーカウンターGMではγ線かβ線の個数が分かるだけ。計数率=目盛cps=個/秒。仮にCs137γ線なら被曝線量率μSv/hへの変換目盛で較正済。当方のGMのアルミキャップは厚0.4mm程度、低エネルギーβ線なら何とか止まる。 http://twitpic.com/4yo0pf 」( http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70301296430817280 ) (2011/5/17)
--@y_mizuno MIZUNO Yoshiyuki水野義之 「ガイガーカウンターは別名サーベイメータと呼ばれ、ある場所に放射性物質の汚染があるかどうか、最初にサーベイする目的で使う。この時はキャップなしで測ればよい(キャップなしでβ線とγ線の両方を測れば、目的に適う)。この時の目盛は計数率つまりCPS (count per sec)で比較。」( http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70838142520930304 ) (2011/5/18)
--@y_mizuno MIZUNO Yoshiyuki水野義之 「ガイガーカウンターの目盛には2通り、CPS(計数率)とμSv/h。後者は放射線が仮にCs137のγ線(662keVのγ線)の場合に「正しく」なるよう較正。これを飛行機で測定に使うと、実は何(どの放射線)か分からないので、増えるか減るかのみ→ http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/67241704364843008 」( http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70841612716085248 ) (2011/5/18)
--@y_mizuno MIZUNO Yoshiyuki水野義之 「ガイガーカウンター。飛行機中 http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/67241704364843008 、この時はキャップなし。キャップとは http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70301296430817280 、アルミ製。測定窓にキャップを付けても付けなくてもこの時は値は変わらず。β線なしとも断定できぬ→ http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/67185541619261440 」( http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70845030776053761 ) (2011/5/18)
--@y_mizuno MIZUNO Yoshiyuki水野義之 「早野さんのガイガーカウンターの素敵解説 http://togetter.com/li/136232 で少し補足。アルミキャップ厚4mmと出てますがTGS-131で http://www.aloka.co.jp/products/data/radiation-002-TGS-131-PS-1202 、1世代古いTGS-121はアルミが薄く0.4mm程度 http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70301296430817280 です。」( http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70848630264840192 ) (2011/5/18)
--@y_mizuno MIZUNO Yoshiyuki水野義之 「福島でのサーベイでは、どんな放射線が来てるか分からず、私はアルミキャップを外したまま測定。0.4mm厚アルミは例えばSr90→Y90→β線を止められず(キャップ付けてもβ線を数える)。相対比較が目的ならOKと判断、地上と1m上で。でもキャップあるなしの比較もするとよかったと反省。」( http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70853891373268992 )
--@y_mizuno MIZUNO Yoshiyuki水野義之 「私はCs137のγ線(密封)標準線源を持っているが、残念ながらβ線源がない。β線は、どれだけ飛んで止まるかという距離が、(陽子や重粒子線に比べて)はっきり決まらず、困る。β線の実体は高エネルギーの電子。高速で飛ぶので電離密度が低くて、だらだら飛び、飛距離に確率的な差が出やすい。」( http://twitter.com/#!/y_mizuno/status/70855939082821632 ) (2011/5/18)

-関連
--Hitachi-Aloka Medical 日立アロカメディカル株式会社 - TGS-131 http://www.aloka.co.jp/products/data/radiation-002-TGS-131-PS-1202
「表面汚染のチェック、1cm線量当量率のチェックなど、多くの用途に最も使用されているサーベイメータです。
検出器のアルミキャップを着脱することにより、β(γ)線とγ線を区別して測定できます。」
「(β(γ)線測定)汚染チェック時(アルミキャップなし)」「(γ線測定) 1cm線量当量率測定時(アルミキャップ装着)」
(μSv/h の時は要アルミキャップ) (2011/5/18)

(makisimaの私見:きちんとした「測定」をするのは大変なことです。測定機器の開発をしていると、だんだん自分が何を測っているのか分からなくなってきます。客先の「専門家」のところに行くとひどい状態の使い方をしていることもあります――これで測ってもまともなデータとれないよなぁ、のようなことも。とはいえ、自分で実際に測定を繰り返して注意点を実感していかないと分かってこないのも事実。粘弾性測定機という過去の経験より。2011/5/16)

-"PRACTICAL RADIATION TECHNICAL MANUAL" Workplace Monitoring for Radiation and Contamination, International Atomic Energy Agency, 2004, http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/PRTM-1r1_web.pdf 
IAEA の測定の手引き。題名は「実用的な放射線技術マニュアル――作業場での放射線と汚染の検出」とでも訳すか。リンク  (2011/5/17)

-Togetter - 「@tsuda 氏によるガイガーカウンターにくわしい清水先生によるレクチャー・まとめ」 http://togetter.com/li/141667 (2011/5/30)

-Hal Tasaki's Home Page in Japanese > Hal Tasaki's logW 1106 http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/d/1106.html#03 > ベクレルからシーベルトへ (田崎晴明さん) http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/docs/BqToSv.pdf
学術系の方々がリツイートされています。理系の方はどうぞ (2011/6/2)
--&link(@HalTasaki_Sdot,http://twitter.com/HalTasaki_Sdot) Hal Tasaki 『「ベクレルからシーベルトへ」(田崎晴明)放射線源が平面に広がっているときの空間での吸収線量率の理想化した計算を諸量の定義も含めて丁寧に解説(理系大学1年生以上向き) http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/docs/BqToSv.pdf 』
--@HalTasaki_Sdot Hal Tasaki 「「日々の雑感的なもの」更新。Twitterより丸二日遅れて「ベクレルからシーベルトへ」の告知。古くからの読者を大事にしないのはいかんね。あ〜ちゃんに叱られる。執筆経緯とかも書いたじょhttp://www.gakushuin.ac.jp/~881791/d/1106.html#03 」( http://twitter.com/#!/HalTasaki_Sdot/status/76681727787008001 ) (2011/6/4)

-ガンマ線測定 - JGeek Log http://d.hatena.ne.jp/ita/20110418/p1 (板倉充洋さん)
測る高さを変えると値が変わるか?(物理と積分計算が得意な方はどうぞ。makisima には.... )(2011/5/24)

-長瀬ランダウア株式会社 http://www.nagase-landauer.co.jp/ > NLだより No.402 (平成23年6月発行) > 個人の線量当量測定器の校正 http://www.nagase-landauer.co.jp/nl_letter/pdf/23/no402.pdf (2011/6/10)

**[Gy/h]から[Sv/h]への換算

KEKの一宮亮さん(&link(@ichimiyar,https://twitter.com/#!/ichimiyar))の一連のツイート (2012/4/20)

(要約) Gy/h→Sv/hの換算は、0.8 ではなく 1.2 を使うべき。

-ichimiyar:【Gy/h→Sv/hの換算】(1) モニタリングポストなどでGy/hで表示しているものをサーベイメータ等と比較するためSv/hに換算しているのに0.8(1.0)としている説がありますし、そのようにしている自治体もあります。しかしそれは現時点では誤りで、1.2を使うべきです。(続) [ http://twitter.com/ichimiyar/status/192992144313692162 ] (2012/4/20)
-ichimiyar:【Gy/h→Sv/hの換算】(2)0.8倍の根拠は http://www.nsc.go.jp/anzen/sonota/houkoku/houkoku20080327.pdf  (p42)ですが、その先の資料*3のp45では一様な放射線場を測るモニタリングポストのGy/hからの換算係数として、等方照射(ISO(≒ROT))条件の0.8を採用したとあります。(続) [ http://twitter.com/ichimiyar/status/192992655272185856 ] (2012/4/20)
-ichimiyar:【Gy/h→Sv/hの換算】(3)しかしこれは同じSv/hでも実効線量(E(ISO))であって、サーベイメータ等で採用されている周辺線量当量(1cm線量当量)ではありません。換算係数は後者であるべきです。両者は、 &link(http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09040119/02.gif,http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09040119/02.gif) の0.6MeV付近を(続) [ http://twitter.com/ichimiyar/status/192993769635848192 ]  (2012/4/20)
-ichimiyar:【Gy/h→Sv/hの換算】(4)見てもらうと、差が分かると思います。この図からも明らかなように、校正に使われるCs137の662keVにおいて換算係数は周辺線量(1cm線量当量H*(10))で1.2倍、個人に関わるHp(10)で1.213となります。(完) [ http://twitter.com/ichimiyar/status/192994945337008128 ]  (2012/4/20)
-ichimiyar:【Gy/h→Sv/hの換算】(補) 原子力安全委員会の資料では被爆時の被爆量推計の手順でしたので換算に実効線量を使ったのは意味が有りましたが、今求められているのはGy/h表示のモニタリングポストの読み値をSv/hに換算する事ですから、1.2倍にしないと間違いなのです。 [ http://twitter.com/ichimiyar/status/192996077551628289 ] (2012/4/20)
-ichimiyar:原典まであたる人が少ないので孫引き(Sv→Gy:0.8)がまかり通るのは仕方ないです。それに福島原発事故前はMP毎の定点観測が主だったので絶対値比較はあまり無かったです(各定点での相対変化が重要)。RT @birdtakaこの話、案外説明もされてないし知らない人多いですよね。 [ http://twitter.com/ichimiyar/status/193015729828802560 ]  (2012/4/20)
-koh_t: @ichimiyar 大変わかりやすい説明ありがとうございます。より平易な表現として(実効線量=体内に入る放射線量、周辺線量当量=体内に入る前の放射線量)とするのは、さすがにやり過ぎでしょうか…? [ https://twitter.com/koh_t/status/193020147705974784 ] (2012/4/20)
-ichimiyar:.@koh_t それは全然違います。実効線量はシミュレーションによって推算した各臓器の被爆量(とその積算)で実測不可能な量です。周辺線量はそれよりも過大評価するように換算係数を定義された「サーベイメータ用の定義値」です。体内に入る前は物理量である吸収線量(Gy/h)の方が適当です [ https://twitter.com/ichimiyar/status/193022264499900418 ]  (2012/4/20)

**数値の変換・較正・制度

-放射線測定器点検校正等(詳細) 財団法人放射線計測協会 http://www.irm.or.jp/work/kousei/kousei2/kousei_syousai1.html (2011/4/28)
-産総研:放射線計測の信頼性について http://www.aist.go.jp/aist_j/rad-accur/case_study/index.html
--3.1 表面汚染の検査に良く用いられる大面積端窓型GM計数管の場合での考察 
換算表 あり(計数値から線量率等への変換) (2011/4/28)

-詳細なデータ:自然起源放射性物質(NORM)データベース:独立行政法人 放射線医学総合研究所 http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/1_bussitunokensaku.php (2011/4/29)

-安全衛生情報センター > 電離放射線障害防止規則の改正に伴う線量当量の換算及び中性子線による 線量当量について http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-30/hor1-30-2-1-0.htm (2011/5/8)
-1センチメートル線量当量 (09-04-02-06) - ATOMICA - http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-04-02-06 (2011/5/8)

**値の例(リンク)

-放射線量モニターデータまとめページ by radmonitor311 collaboration https://sites.google.com/site/radmonitor311/
放射線計測を専門とする研究者50人によるまとめページ。
( radmonitor311 は makisima.jp で紹介にするには別格のレベルの高さです...。 測定技術などは無視して、身近で放射線を検出できるか?という趣旨での「自作」ガイガーカウンターなので。) (2011/5/18)

-ガイガーカウンター相談室 http://www.sawadaya.org/geigerQ&A.htm (株)サワダヤ(宮城県女川町)
--被災前に扱っていた製品のガイガーカウンターで、バックグラウンド、鉱物や昆布、カリ肥料などが各機種でどれくらいだったか書かれている。機種ごとに表示される値に特徴(ばらつき)があることがわかる。 (2011/4/26)
--「2011年5月6日より業務再開」だそうです (2011/5/19)

-radioatom 放射性原子と放射能 http://www.kasetsu.net/radioatom.htm
2005年頃、いろいろなところから無料で放射線測定器を借りられたようで(現在は不明)、各機種の同時比較。放射性物質を含む商品。それらのレポート。 (2011/5/11)

**遮蔽

-研究者が本気で検出限界を下げるとどこまでいくのか (2012/12/29) https://twitter.com/sunbaiman
-研究者が本気で検出限界を下げるとどこまでいくのか (2012/12/29) https://twitter.com/sunbaiman ( http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cshozu )
--K. Shozugawa @sunbaiman: 「市民測定所などで、「検出限界はxx Bq/kg」という文言をよく見かけますが、研究者が本気で検出限界を下げるとどこまでいくのかについて、5ツイートでちょろっと紹介。(研究者は本来こういう仕事が得意)。」( https://twitter.com/sunbaiman/status/284582436015321088 )
--K. Shozugawa @sunbaiman: 「1.検出限界を下げるためには、バックを下げることが最優先課題です。まず、宇宙線の影響を抑えるために、坑道内にゲルマを設置します(今回紹介する例は地下1400mの坑道内)。これに厚さ70mm以上の銅を内部遮蔽をかけて、元のバックの1/100くらい。」( https://twitter.com/sunbaiman/status/284582655088001025 )
--K. Shozugawa @sunbaiman: 「2.次に、遮蔽材に放射性物質が含まれていないものに変えること。日本の場合、戦艦陸奥を引き上げて作った遮蔽用の鉄が有名です。今回の例では400年以上前に沈没したスペインの軍艦から回収された鉛を使用。これで元のバックの1/1000くらい。」( https://twitter.com/sunbaiman/status/284582796608016384 )
--K. Shozugawa @sunbaiman: 「3.さらに、半田の中に含まれているごくごく僅かな115Inを除く処理をして、元のバックの1/10000くらい。 」( https://twitter.com/sunbaiman/status/284582970810056704 )
--K. Shozugawa @sunbaiman: 「4.さらにさらに、Ge結晶中にごくごくわずかに含まれる68Geを除く。これをやるためには、鉱山でGe鉱石を採掘するときからインゴットを作るまでに、宇宙線に当たらないように、つまり地上に出しちゃいけないし、飛行機にも載せちゃいけない。これをやって元のノイズの1/100000くらい。」( https://twitter.com/sunbaiman/status/284583089995411457 )
--K. Shozugawa @sunbaiman: 「5.ここで紹介した以外にも、複数のゲルマを使って同時計測したり、コンプトンを差し引いたりして余計な情報を落とす技術がありますが、遮蔽はすべての基本です。」( https://twitter.com/sunbaiman/status/284583230580084736 )

-Togetter - 「セシウム137、134起源のγ線がわりと容易に遮蔽できたこと」 http://togetter.com/li/146351
--「郡山市立橘小学校PTAが実施した水入りペットボトルによる遮蔽の効果を確かめてみました。 http://www2.schoolweb.ne.jp/weblog/data/0710015/e/a/667258.pdf 意外にも、厚さ12cmの水で線量は1/2〜1/3に。環境放射線は高エネルギーのものが多いので容易に遮蔽できませんが、セシウム起源のものはかなり容易に遮蔽できるようです。思い込みはいけませんね。その点、橘小PTAはグッジョブでした。遮蔽物は水に限らず、物質ならなんでもよくて、質量に比例するそうです。」
(2011/6/10)

**用語

***計量一般

-独立行政法人 製品評価技術基盤機構 (NITE) > 適合性認定分野 > 標準物質情報 > 関連情報 > 計量用語解説 > 国際計量基本用語集(日本語版) http://www.rminfo.nite.go.jp/refer/refer1.html 
calibration は(較正ではなく)「校正」とされている。学校の先生たちは「較正」派が多いかも? (2011/5/16)

**JIS

-日本工業標準調査会:データベース検索-JIS検索 http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html
規格番号か名称を指定して検索、PDF で表示させればオンラインで読めます。ダウンロード閲覧不可(購入すれば可能)。Firefox などで表示できないときは、インターネット・エクスプローラーで検索からやり直せば読めることがあります。
以下、規格の例 (2011/5/20)
--JISZ4511, 照射線量測定器,空気カーマ測定器,空気吸収線量測定器及び線量当量測定器の校正方法, Methods of calibration for exposure meters, air kerma meters, air absorbed dose meters and dose-equivalent meters
--JISZ4333, X線及びγ線用線量当量率サーベイメータ, Portable photon ambient dose equivalent rate meters for use in radiation protection
(ガイガーカウンターもサーベイメータの一種という扱いです)

**他

-Idaho National Laboratory - Gamma-ray Spectrometry Center - Online Catalogs http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/catalogs.shtml
Ge and Si(Li) や NaI のスペクトル ライブラリ。PDF をダウンロードできます。 (2011/5/22)


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(2011/5/16)